先日、あの「にこにこぷん」のビデオを手に入れました。
世代の違う方がいらっしゃると思うので説明すると
泳ぐ練習よりも空を飛ぶ練習に励むペンギンのピッコロ
牛乳配達が日課で三味線が特技の猫のじゃじゃまる
海賊の祖父カジリアッチ一世の宝を探しに島にきたことを、すっかり忘れているっぽいネズミのポロリの
3匹が繰り広げるにこにこ島の明るい物語です。
前置きはこの辺にして、今回はビデオの中の話のひとつ
「きのこだれの子」をご紹介します。
今日は楽しいキノコ狩り。皆とてもハイテンションです。
じゃじゃまるは笠と蓑を装着して登場し
ポロリにいたっては、あの有名な
「ぼくはか〜いぞく〜なのだ〜♪海の男なのだ〜♪」
と、世界一弱そうな海賊ソングを歌って登場する有様です。
しかしよくよく考えると、 子どもだけのキノコ狩りってすごく危険です。
そんな状況を見越してか
しっかり者担当のポロリはきのこずかんを取り出しました。
「ぼく、この本持っているから大丈夫なのだ!」
「じゃあ安心ね〜」
全然安心できません。
こんな大雑把な分け方で大丈夫なんでしょうか。
これではイッポンシメジ(毒)を見ても
「これはホンシメジなのだ〜!」と採ってしまう危険性、大です。
このずかんでキノコ狩りはかなり無謀な賭けだと思います。
そんなことなど、どこ吹く風のポロリとピッコロは
じゃじゃまるが道に落としていったキノコを見つけます。
ポロリはさっきのずかんを広げて調べ始めました。
「ちょっと待っててね。えーと、これは・・・・・
マツタケ!
」
シイタケなのだ〜!じゃないですよ、マツタケですよ。
高額キノコをあっさりとゲットするネズミとペンギン。
うれしすぎて歌まで歌いだす2匹。
その頃、じゃじゃまるはというと自分の取ったキノコを煮ようと
なべを用意していました。
そこへピッコロとポロリがやってきました。
じゃじゃまるの採ったキノコを見るや否や
ポロリは一言。
「テングダケに
(精神錯乱・けいれんを起こす)
ワライダケに
(幻覚・しびれを起こす)
あ〜!ツキヨダケ!!
(激しい腹痛・嘔吐を起こす)
みんな食べられないのだ!!」
じゃじゃまるに突如訪れた残酷すぎる現実。
揃いも揃って毒キノコオンパレードって。
いくらじゃじゃまるでもこれはかわいそうです。
キノコの名前も、子ども番組とは思えない怒涛のラインナップ。
この3つを食べたら、じゃじゃまるに 相当の地獄が訪れると思われます。
ちなみにこの後ポロリは
「きれいなキノコは大抵毒なんだよね〜」
とキノコ迷信を自身満々に口にします。
皆さん、キノコ狩りは慎重に。
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